【無料EA】レンジ相場専用EA Envelope-Stochas 試作版

頂いたコメントを元に作ってみた、レンジ相場専用EA

本当に久しぶりの更新です。EAについてコメントで色々アイディアを頂いていたのですが、なかなか形にできないまま放置する形になっておりました。「このままではいかん」ということで、とりあえず比較的作成難易度の低いものに取り掛かってみることにしました。最低限の機能を兼ね備えた試作版が完成したので、取り急ぎ公開してみたいと思います。

>stapla様

アイディアのご提案ありがとうございました。


EAの説明

【使用する足、通貨ペア】
・ドル円 1時間足
・その他の通貨ペアは試してません。是非バックテストとかしてみてください。

【設定パラメータ】
・Lots = 0.1
→ Lot数(最小0.01)です。
・Max_Pos = 4
→ 最大で同時に保有するポジション数を指定します。
・MagicNo = 170904
→ マジックナンバーを指定します。
・SL_Pips = 10
→ ストップロス値をPips単位で指定します。
・TP_Pips = 30
→ 利確値をPips単位で指定します。
・Trail_Margin = 10
→ これだけの値幅(Pips)を確保すると、ストップロスの位置をトレーリングさせます。
・Slippage = 1
→ スリッページをPips単位で指定します。

【エントリ条件】
・5日線移動平均が21日線よりも上ならば買いを基本とする(逆ならば売りを基本とする)
・1時間足60EMAのエンベロープを参照し、1%かい離線に価格がタッチしたとき、ストキャスの(50,1,1)が85以上または15以下であれば、その条件が継続する限り1時間ごとに分割して逆張りエントリーする(デフォルト値では最大4回)。

【イクジット条件】
・TP/SLにかかった場合
・逆方向のエントリー条件を満たした場合(全ポジションを決済の後、新規エントリーとなる) ※いかなる条件においても、両建ては行いません


バックテスト例

デフォルトの条件にて、ドル円1時間足で2012年1月~2017年9月15日(記事作成日)までの5年強の間でバックテストを行ってみた結果が以下です(スプレッド1.0Pips)。うーん、もう一つかなといった感じです。特に、233~317あたりまでの急激な落ち込みが酷いですね。

相場環境の判断ロジックが5/21日移動平均だけなので、大きな波の環境認識が出来ないという点が本EAの弱点になっているのではないかなと思います。そこを補完するロジックが追加できると、そこそこ使えるEAになるかもしれません。


では、損益グラフをもう少し分割して見てみましょう。年で切ってみました。それがこちら↓

落ち込みのひどい時期は、アベノミクスがあった2013年前半頃、トランプに翻弄された2016年となっています。その他の年で見ると、取引回数にはかなり差があるものの、おしなべて安定した成績になっていることがわかります。今年はいまのところ絶好調ですね。

2016年は前半が強烈な下落トレンド、後半には逆に強烈な上昇トレンドと、多くの投資家が翻弄された年だったかなと思いますが、本EAのようなレンジ戦略が全く機能しなかった、ということがその難しさを物語っているのかも知れませんね。

・・・ということで、相場環境がちゃんとできて、適切に停止判断ができる自信のある方は、ぜひ使ってみてくださいw

Envelope-Stochas 試作版

いただいたコメントを元に作ってみたEA。移動平均線による環境認識のもと、エンベロープとストキャスティクスでエントリーを行うEAです。

レンジ相場で力を発揮しますが、トレンド相場には弱いため、各個人での停止判断が重要になってきますのでご注意ください。